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PYR-41はユビキチン活性化の酵素E1の不可逆的で、細胞透過性の阻害剤であり、IC値は10μM以下であり、E2とE3に対する効果は最小限である[1, 2]。PYR-41は、E1のシスチン残基と選択的に不可逆的に結合し、ユビキチンとE1の間のチオエステル結合の形成を効果的に遮断し、よってユビキチン-プロテアソーム経路の上流活性化を阻害する[3]。
体外で、PYR-41 (5μM)で樹状細胞を30分間事前処理した結果、アンジオテンシンIIに誘発されたIL-12、TNF-αとIL-6のサイトカインレベルの増加を著しく減らした[4]。PYR-41 (1μM)でMCF-7乳癌細胞を処理した結果、17β-エストラジオール(E2)で誘導された、AKTとp38/MAPKリン酸化の急速な増加を阻害し、MCF-7細胞コロニーの形成に対するE2の増殖作用を抑制した[5]。
体内で、PYR-41 (5mg/kg)を敗血症マウスに静脈内注射した結果、10日間の生存率を著しく改善(42%から83%に)し、炎症促進サイトカイン(TNF-α、IL-1βとIL-6)と臓器損傷マーカー(AST、ALTとLDH)の血清レベルを著しく減らし、肺の形態を著しく改善し、肺組織におけるミエロペルオキシダーゼ活性、アポトーシスとcaspase-3の活性化を減らした[6]。アンジオテンシンII誘発性心臓リモデリングのマウスにPYR-41 (5、10mg/kg)を腹腔内注射した結果、アンジオテンシンII誘発の高血圧、心臓肥大、線維症、酸化ストレス、炎症を用量依存的に減らし、心臓機能を改善した[7]。
References:
[1] Yang Y, Kitagaki J, Dai R M, et al. Inhibitors of ubiquitin-activating enzyme (E1), a new class of potential cancer therapeutics[J]. Cancer research, 2007, 67(19): 9472-9481.
[2] Yoshida K, Kang W, Nakamura A, et al. Ubiquitin-activating enzyme E1 inhibitor PYR-41 retards sperm enlargement after fusion to the egg[J]. Reproductive Toxicology, 2018, 76: 71-77.
[3] Ungermannova D, Parker S J, Nasveschuk C G, et al. Identification and mechanistic studies of a novel ubiquitin E1 inhibitor[J]. Journal of biomolecular screening, 2012, 17(4): 421-434.
[4] Chen C, Meng Y, Wang L, et al. Ubiquitin‐activating enzyme E 1 inhibitor PYR 41 attenuates angiotensin II‐induced activation of dendritic cells via the Iκ B a/NF‐κ B and MKP 1/ERK/STAT 1 pathways[J]. Immunology, 2014, 142(2): 307-319.
[5] Pesiri V, Totta P, Marino M, et al. Ubiquitin‐activating enzyme is necessary for 17β‐estradiol‐induced breast cancer cell proliferation and migration[J]. Iubmb Life, 2014, 66(8): 578-585.
[6] Matsuo S, Sharma A, Wang P, et al. PYR-41, a ubiquitin-activating enzyme E1 inhibitor, attenuates lung injury in sepsis[J]. Shock, 2018, 49(4): 442-450.
[7] Shu Q, Lai S, Wang X M, et al. Administration of ubiquitin-activating enzyme UBA1 inhibitor PYR-41 attenuates angiotensin II-induced cardiac remodeling in mice[J]. Biochemical and Biophysical Research Communications, 2018, 505(1): 317-324.
実験プロトコル (Protocol)
| 細胞実験[1]: | |
細胞株 | 樹状細胞 |
準備方法 | 樹状細胞をPYR-41 (5μM)で30分間事前処理し、その後はアンジオテンシンII(100nM)のある/ない状態で共同インキュベートした。上清を採取し、-80℃で冷凍し、その後はELISAキットでサイトカインについて分析した。 |
反応条件 | 5μM;30分間 |
アプリケーション | アンジオテンシンIIの処理は、IL-12、TNF-αとIL-6の分泌を増強し、高濃度(5μM)のPYR-41は、アンジオテンシンII処理群におけるこれらのサイトカインの分泌を著しく減らした。 |
| 動物実験 [2]: | |
動物モデル | 雄のC57BL/6マウス |
準備方法 | マウスをイソフルランの吸入で麻酔し、腹部を剃毛し、10%のポビドンヨード溶液で洗浄した。切開を行い、盲腸を4-0絹糸で結紮し、22ゲージの針で2回穿刺した。盲腸の結紮と穿刺(CLP)の直後に、生理食塩水の中の20%のDMSO(溶媒)または体重1kgあたり5mgのPYR-41をマウスに静脈内注射し麻酔した。脱水を避ける為に、手術の直後にマウスに0.5mLの生理食塩水を皮下注射した。CLPの20時間後、様々な分析の為に、血液と組織サンプルを採取した。生存率の研究について、マウスにはCLPの後、広いスペクトルの抗生物質Primaxin (0.5mg/kg)を皮下注射した。生存率を10日間監視した。 |
投与形態 | 5mg/kg;静脈内注射 |
アプリケーション | CLPの20時間後、PYR-41の処理は、炎症促進サイトカイン(TNF-α、IL-1βとIL-6)と臓器損傷マーカー(AST、ALTとLDH)の血清レベルを著しく減らした。PYR-41は、敗血症マウスで、肺の形態を著しく改善し、肺におけるミエロペルオキシダーゼ活性、アポトーシスとcaspase-3の活性化を減らした。CLP後の肺におけるIκBタンパク質のレベルを減少は、PYR-41の処理より回復した。PYR-41は、敗血症マウスの肺で、サイトカイン(IL-1βとIL-6)、ケモカイン(KCとMIP-2)と炎症メディエーター(COX-2とiNOS)の発見を阻害した。重要なのは、PYR-41が敗血症マウスの10日間の生存率を著しく改善(42%から83%に)したことである。 |
References: | |
製品資料 (Product Documents)
化学的性質 (Chemical Properties)
ストック溶液は、-80°Cで保存する場合は6か月以内、-20°Cで保存する場合は1か月以内に使用してください。
溶解性を高めるには、チューブを37°Cに温め、適切な時間超音波処理してください。
計算ツール (Calculators)モル濃度 / 希釈 / 分子量 / 単位変換 / in vivo製剤 / 溶解度
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