引用文献 (Citations)
2 publications本製品を使用した研究者による文献製品説明 (Description)
Sotrastaurin (AEB071)は有力で経口活性の汎タンパク質キナーゼC(PKC)阻害剤であり、PKCθ、PKCβ、PKCα、PKCη、PKCδとPKCεに対するKi値はそれぞれ0.22nM、0.64nM、0.95nM、1.8nM、2.1nMと3.2nMである[1]。PKCは、Ca²⁺またはジアシルグリセロールに依存するセリン/トレオニンキナーゼのファミリーであり、様々な下流基質をリン酸化することで、細胞の増殖、分化、アポトーシスと免疫反応を制御する[2]。Sotrastaurinは通常、自己免疫疾患と腫瘍の研究に使われている[3]。
体外で、Sotrastaurin (1µM;7日間)は、PKC駆動の増殖とIL-17A/IFN-γの分泌を遮断し、同時にヒトCD4⁺ T細胞で、Foxp3⁺CD25⁺抑制性Treg表現型を維持する[4]。Sotrastaurin (5-40µM;48時間)でSUDHL-4とOCI-LY8 DLBCL細胞を処理した結果、細胞の増殖を遮断し、アポトーシスを誘発し、G1停止を惹起し、同時に、MCT-1、cyclin D1、p-ERKとp-AKTを下方制御し、p53と切断型caspases-3/8/9を上方制御した[5]。
体内で、Sotrastaurin (10mg/kg;胃内投与;4-8週間、隔日)は、DMM誘発OAマウスで、軟骨下骨の減少と関節軟骨の変性を著しく減らし、TRAP⁺破骨細胞数を減らし、OARSIスコアを改善した[6]。Sotrastaurin (30mg/kg;胃内投与;3日間、毎日二回)は、30時間の冷虚血誘発の肝細胞壊死とアポトーシスを逆転させ、血清ALTを減らし、同系Sprague–Dawleyラット同所性肝移植モデルで、14日間の生存率を上げた[7]。
References:
[1] Evenou JP, Wagner J, Zenke G, et al. The potent protein kinase C-selective inhibitor AEB071 (sotrastaurin) represents a new class of immunosuppressive agents affecting early T-cell activation. J Pharmacol Exp Ther. 2009;330(3):792-801.
[2] Deka SJ, Trivedi V. Potentials of PKC in Cancer Progression and Anticancer Drug Development. Curr Drug Discov Technol. 2019;16(2):135-147.
[3] Sommerer C, Zeier M. AEB071--a promising immunosuppressive agent. Clin Transplant. 2009;23 Suppl 21:15-18.
[4] He X, Koenen HJPM, Smeets RL, et al. Targeting PKC in human T cells using sotrastaurin (AEB071) preserves regulatory T cells and prevents IL-17 production. J Invest Dermatol. 2014;134(4):975-983.
[5] Chang G, Zheng J, Xiao W, et al. PKC inhibition of sotrastaurin has antitumor activity in diffuse large B-cell lymphoma via regulating the expression of MCT-1. Acta Biochim Biophys Sin (Shanghai). 2018;50(4):399-407.
[6] Pang C, Wen L, Qin H, Zhu B, Lu X, Luo S. Sotrastaurin, a PKC inhibitor, attenuates RANKL-induced bone resorption and attenuates osteochondral pathologies associated with the development of OA. J Cell Mol Med. 2020;24(15):8452-8465.
[7] Kamo N, Shen XD, Ke B, Busuttil RW, Kupiec-Weglinski JW. Sotrastaurin, a protein kinase C inhibitor, ameliorates ischemia and reperfusion injury in rat orthotopic liver transplantation. Am J Transplant. 2011;11(11):2499-2507.
実験プロトコル (Protocol)
| 細胞実験[1]: | |
細胞株 | SUDHL-4とOCI-LY8 DLBCL細胞 |
準備方法 | 10%のウシ胎児血清と1%のペニシリン-ストレプトマイシンを添加したIscove’s改変Dulbecco’s培地でOCI-LY8細胞株を培養し、10%のFBSと1%のペニシリン-ストレプトマイシンを含有するRPMI 1640でSUDHL-4細胞株を培養した。37℃、5% CO2の湿潤環境で細胞をインキュベートした。Sotrastaurin (40mM)をジメチルスルホキシド(DMSO)で溶解し、-20°Cで保存した。SUDHL-4とOCI-LY8細胞(0.1ml)を2×105個の細胞/mlの密度で96ウェルのプレートのウェルに播種し、37℃のインキュベーターで、様々な濃度のSotrastaurin (5、10、15、20、25、30または40μM)で24、48または72時間処理した。インキュベートの終わりに、CCK-8アッセイを細胞増殖の検出に使った。細胞のアポトーシスをAnnexin-V/PIアポトーシス検出キットで測定した。細胞周期をフローサイトメトリーで評価しあ。タンパク質をウエスタンブロット分析のために抽出した。 |
反応条件 | 5-40µM;24-72時間 |
アプリケーション | SotrastaurinでSUDHL-4とOCI-LY8 DLBCL細胞を処理した結果、細胞の増殖を遮断し、アポトーシスを誘発し、G1停止を惹起し、同時に、MCT-1、cyclin D1、p-ERKとp-AKTを下方制御し、p53と切断caspases-3/8/9を上方制御した。 |
| 動物実験 [2]: | |
動物モデル | C57BL/6マウス |
準備方法 | 計72匹の8週齢のC57BL/6マウス(36匹の雌と36匹の雄)を三ヶ月齢まで飼育した。その後、マウスを性別に基づき、6つのグループのうち一つにランダムに分け(n=6匹/グループ)た。グループの内訳は:二つの模擬手術群(PBSのみを胃内投与)、二つの内側半月板(DMM)手術群と二つのDMM+Sotrastaurin処理群(10mg/kg Sotrastaurinを胃内投与)。DMM手術について、マウスをクロラール水和物で麻酔し、そして右膝内側半月板靭帯を外科的に切断した。内側半月板靭帯の切断を除き、模擬手術群のマウスに同じ手術を行った。手術の2日後、マウスには、Sotrastaurin (処理群)または同量のPBS (模擬手術とDMM群のみ)を4または8週間、隔日で投与した。処理期の間に、有害反応も動物の死亡も記録されず、全てのマウスは正常な行動を示した。マウスをそれぞれのエンドポイントで殺処分し、膝の関節を切除し、軟体組織を除去し、4%のPFAで固定し、その後、マイクロコンピュータ断層撮影(マイクロCT)と組織学的評価を行った。 |
投与形態 | 10mg/kg;胃内投与;4または8週間、隔日 |
アプリケーション | Sotrastaurinは、DMM誘発OAマウスで、軟骨下骨の減少と関節軟骨の変性を著しく減らし、TRAP⁺破骨細胞数を減らし、OARSIスコアを改善した。 |
References: | |
製品資料 (Product Documents)
化学的性質 (Chemical Properties)
ストック溶液は、-80°Cで保存する場合は6か月以内、-20°Cで保存する場合は1か月以内に使用してください。
溶解性を高めるには、チューブを37°Cに温め、適切な時間超音波処理してください。
計算ツール (Calculators)モル濃度 / 希釈 / 分子量 / 単位変換 / in vivo製剤 / 溶解度
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