引用文献 (Citations)
1 publications本製品を使用した研究者による文献製品説明 (Description)
Triclosanは広いスペクトルを持つ抗菌剤である[1]。Triclosanは、エノイルアシルキャリアタンパク質還元酵素(FabI)の段階で、細菌脂肪酸の合成を阻害する[2]。Triclosanは通常、抗菌の研究に使われ、石鹸、洗剤、おもちゃや手術の洗浄剤などの日用品に広く存在している[3][4]。
In vitro(体外)実験で、Triclosan(1-100µM;1-24時間)はラット神経幹細胞(NSC)で、用量と時間依存的に、細胞の生存率を減らし、細胞のアポトーシスを誘発した[5]。
In vivo(体内)実験で、Triclosan(50-200mg/kg/日;経口投与;7日間)は、成体した雄のラットで、血清テストステロンのレベルを著しく減らし、テストステロンの生合成に関与するLeydig細胞遺伝子の発現を下方制御した[6]。Triclosan(飲食の中に80ppm;4週間)は、マウスでデキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発性大腸炎の重症度を増やし、大腸炎症と免疫細胞の浸潤を促進した[7]。
References:
[1] Vosatka R, Kratky M, Vinsova J. Triclosan and its derivatives as antimycobacterial active agents. Eur J Pharm Sci. 2018;114:318-331.
[2] Heath RJ, Rubin JR, Holland DR, Zhang E, Snow ME, Rock CO. Mechanism of triclosan inhibition of bacterial fatty acid synthesis. J Biol Chem. 1999;274(16):11110-11114.
[3] Shrestha P, Zhang Y, Chen WJ, Wong TY. Triclosan: antimicrobial mechanisms, antibiotics interactions, clinical applications, and human health. J Environ Sci Health C Toxicol Carcinog. 2020;38(3):245-268.
[4] Weatherly LM, Gosse JA. Triclosan exposure, transformation, and human health effects. J Toxicol Environ Health B Crit Rev. 2017;20(8):447-469.
[5] Park BK, Gonzales EL, Yang SM, Bang M, Choi CS, Shin CY. Effects of Triclosan on Neural Stem Cell Viability and Survival. Biomol Ther (Seoul). 2016;24(1):99-107.
[6] Sang J, Ji Z, Li H, et al. Triclosan inhibits testosterone biosynthesis in adult rats via inducing m6A methylation-mediated autophagy. Environ Int. 2024;190:108827.
[7] Zhang J, Walker ME, Sanidad KZ, et al. Microbial enzymes induce colitis by reactivating triclosan in the mouse gastrointestinal tract. Nat Commun. 2022;13(1):136.
実験プロトコル (Protocol)
| 細胞実験[1]: | |
細胞株 | ニューロン幹細胞 |
準備方法 | Sprague-Dawleyラットの胚発生14日目(E14)の脳から神経幹細胞を培養した。手短に言えば、機械的粉砕により、皮質を単一細胞に解離し、5% CO2インキュベーターで、無B27血清サプリメントと成長因子(10ng/ml FGFと20ng/ml EGF)を添加したDMEM/F12で細胞をインキュベートした。EGFとFGFを毎日添加し、細胞は浮遊する神経球に成長し、それをtrypsin-EDTA(0.1%)で単細胞に解離し、分化用の成長因子を含有しないB27培地で、ポリ-L-オルニチンでプレコートしたプレートに播種した。NSCのin vitro(体外)培養の4日目(DIV4)に、全ての薬剤処理と実験を行った。培養Triclosan処理におけるニューロン細胞死を評価するために、PI染色を行った。MTTアッセイを使い、Triclosan処理がNSC増殖を影響できるかどうかを調べた。 |
反応条件 | 1-100µM;1-24時間 |
アプリケーション | ラット神経幹細胞(NSC)で、Triclosanは用量と時間依存的に、細胞の生存率を減らし、細胞のアポトーシスを誘発した。 |
| 動物実験 [2]: | |
動物モデル | 成体した雄Sprague-Dawleyラット |
準備方法 | 1週間の適応期の後、Triclosanを含有しないケージで、23±2℃の温度、45%から55%の湿度と12時間の昼夜循環の条件下で、24匹の成体した雄Sprague-Dawleyラット(56日齢)を飼育した。ラットを6匹ごとに4つのグループにランダムに分けた:対照群(コーン油)、50mg/kg/日、100mg/kg/日と200mg/kg/日のTriclosan群。各用量のTriclosanを1mlのコーン油と混ぜ、体重1kgあたり1mlでラットに投与した。ラットの投与期間は、生後(PND)56日からPND 63に延ばされ、この期間は成体への移行と一致していた。この期間を選び、後続するホルモン調節に対する、肝心な発達段階のTriclosan暴露の潜在的な効果を評価した。各ラットの体重を研究の間に記録した。Triclosan暴露期の終わりに、ラットをCO2で安楽死させ、頚髄脱臼を行った。幹血を採取し、1500×gで10分間遠心分離し、血清を得た。精巣と精巣上体を除去し、重量を測った。一方の精巣をmRNAとタンパク質分析のために-80℃で保存し、もう一方の精巣を、免疫組織化学分析のために、Bouin’s固定液で固定した。精巣上体尾部を使い、精子を計数した。 |
投与形態 | 50-200mg/kg/日;経口投与;7日間 |
アプリケーション | Triclosanは血清テストステロンのレベルを著しく減らし、成体した雄のラットで、テストステロンの生合成に関与するLeydig細胞遺伝子の発現を下方制御した。 |
References: | |
化学的性質 (Chemical Properties)
ストック溶液は、-80°Cで保存する場合は6か月以内、-20°Cで保存する場合は1か月以内に使用してください。
溶解性を高めるには、チューブを37°Cに温め、適切な時間超音波処理してください。
計算ツール (Calculators)モル濃度 / 希釈 / 分子量 / 単位変換 / in vivo製剤 / 溶解度
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